年間休日って何?
どの休暇が年間休日に含まれるの?
どれくらいの日数が理想なんだろう。
本記事ではこのような悩みや疑問に全てお答えします!
年間休日とは
企業規模・業界ごとの特徴
年間休日120日以上が理想な理由
休日日数を増やす手段
▼本記事の執筆者
あなたは「自分の会社の年間休日」を聞かれてパッと回答できますか?
求人票に年間休日が「120日」、「105日」など色々な日数が記載。年間休日数から私生活をイメージできますか?
休日日数がイメージ通りなら良いですが、イメージと異なるとプライベートに悪影響を及ぼします。家族との旅行、子供のイベント参加、実家への帰省など、仕事でやりたいことが制限されます!
本記事では年間休日の基礎知識、年間休日の多い業界について法律にも触れながら分かりやすくお伝えしますね!
年間休日をきちんと理解したい方
現職の会社の休みが少ないと感じている方
本記事をお読みいただければ年間休日は120日以上必要とお分かりいただけます。
年間休日数を増やしたいなら、有給取得 or 転職の2択。
自分が働いている会社の労働環境と自身の働き方について振り返り、希望を叶えるために行動しワークライフバランスを実現してくださいね!
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年間休日とは
まずは年間休日についてお伝えします!
年間休日数とは会社が業務カレンダー上で定める休日。会社ごとに異なります。
夏期休暇や年末年始休暇は会社が日数を含め「休日」として就業規則で決めている場合、年間休日に含みます。
労働基準法では年間休日105日が必要
年間休日に含まない休日
労働基準法では年間休日105日が必要
労働基準法で下記が定められています。
第三十五条 使用者は、労働者に対して、毎週少くとも一回の休日を与えなければならない。
労働基準法
第三十二条 使用者は、労働者に、休憩時間を除き一週間について四十時間を超えて、労働させてはならない。② 使用者は、一週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き一日について八時間を超えて、労働させてはならない。
労働基準法より下記条件を守っていればOKです!
週に1回以上の休日
年間休日が52日以上
1日の労働時間が8時間以内
週の労働時間が40時間以内
つまり、1年間が約52週なので1日の労働時間を8時間とし、労働時間ベースで考えた場合の必要な年間休日は「105日」となります。
52週×40時間=2,080時間→1年間の上限労働「時間」
2,080時間÷8時間=260日→1年間の上限労働「日数」
365日-260日=105日
では、上記4条件を破ると違法かというとそうではありません。
使用者側と労働者側で時間外労働協定[36協定]が結ばれていれば週40時間以上を超えて働くことができます。
年間休日に含まない休日
年間休日に含まない休日が存在します。
それは特別休暇[慶弔休暇,リフレッシュ休暇,育児休暇 等]と有給休暇です!
これらの休暇は個人が自由に取得するか判断するため年間休日の中には含みません。
企業規模・業界ごとの特徴
年間休日の平均や企業や業界に応じた特徴を厚生労働省の調査データに基づいてお伝えします!
年間休日平均は116.1日
大手と中小企業で約9日もの差が
業界ごとの年間休日平均数
年間休日平均は116.1日
厚生労働省は毎年就労条件について実施しています。
令和2年1年間の年間休日総数の 〜(中略)〜 労働者1人平均は116.1日(令和2年調査116.0日)となっている。
厚生労働省「令和3年就労条件総合調査の概況」
年間休日平均は「116.1日」!
「土日祝がだいたいは休み」というイメージですよ!
大手と中小企業で約9日も差が
会社の規模と休日日数の関係性を見てみましょう!
会社の規模が大きいほど休日数が増え、小さいほど少なくなります。
従業員が1,000人以上の大企業:119.7日
30人~99人の中小企業:110.4日
その差は約9日にもなります!結構大きいですよね!
会社の規模に応じて年間休日の平均日数は大きく変わりますね。
会社の規模が大きくなると従業員の分業体制が確立され、個人として休日が取りやすくなります。また規模や成長維持の観点から良い人材を確保するため、休日数を多く設定し良い労働条件を提示しています。
中小企業は従業員1名あたりの仕事が広範囲で忙しいため休みを取りにくいです。
業界ごとの年間休日平均数
業界ごとの年間休日平均数を見ていきましょう!
業界が異なると最大約18日もの差がつきます!月1.5日は大きいですよね!
最も多い→学術研究、専門・技術サービス業:124.0日
最も少ない→宿泊業、飲食サービス業:105.6日
一般的に休日数が多い企業はBtoB。BtoBなら顧客も週末や祝日は休日のケースが多く、お盆や年末年始を含めると休日日数が多くなる傾向にあります。
BtoCは一般消費者が顧客。土日や祝日、お盆や年末年始に働くことになり休日が少なくなる傾向に。
休日の多い企業へ転職するには業界の選択は重要になります。取引先や商材に応じて労働時間や休日日数が変わりますので参考にしてくださいね!
年間休日120日以上が理想な理由
2022年の休日数を見ていきましょう!
土日:105日
祝日(土日と重複しない):15日
夏期+年末年始:5日
土日と祝日を合わせ120日あればカレンダー通りに休めますので、年間休日120日以上が理想ですよね!カレンダー通りに休みたくないという方はいないかと。
大型連休を取得したいなら夏期休暇や年末年始休暇がある企業を選択。有給休暇を取得できれば130日以上も休めますね!
土日祝が休みならプライベートに支障はなく自由に時間を使えます!
120日を切ると、土曜日や祝日の一部が出勤日になります。
例えば110日なら月1回程度の土曜出勤が発生しますね。
120日を基準とすればカレンダー通りに休めるかどうか判断しやすいですよ!
では、年間休日120日以上の会社がどの程度存在するのか?
厚生労働省の調査結果では33.3%、3社に1社が該当します。
多いと思われたか、少ないと思われたか。
感じ方は人それぞれかと思いますが、参考にしてくださいね!
休日日数を増やす手段
最後に、休日日数を増やす手段をお伝えしますね!
有給休暇を取得する
年間休日の多い企業へ転職する
有給休暇を取得する
まず有給休暇を取得してはいかがでしょうか?
即効性があり、現実的な手段ですね。有給休暇を取得するのは社員の権利です!
しかし、年間休日数が少ない会社は労働環境も悪い可能性があります。
長時間の残業が当たり前…
社員1名あたりの業務負荷が高く休む暇が無いほど忙しい…
有給休暇があっても実際には取得できないということもありますよね。
年間休日の多い企業へ転職する
有給休暇を取得できない方、今の休日日数が少ないと感じる方は転職がオススメです。
会社を変えない限り、今の休日日数が増えることはありません!
家族との旅行、子供の運動会などのイベント、実家への帰省など。
あなたがプライベートでやりたいことって、たくさんありますよね?
それが全て会社のせいで制限されるのは一度限りの人生、非常にもったいないです!
もしやりたいことが制限されているのであればすぐに行動、転職活動を開始しましょう!
厳しい言い方かもしれませんが、行動しない限り状況が変わることは無いですよ!
初めての転職の方はこちらの記事で転職用語、転職の始め方を分かりやすく説明しています。ご参考にしてくださいね!
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年間休日120日以上かどうか求人票から判断できますが、企業の実情を個人で見極めるのは正直難しいです。
転職するのであれば、ホワイト企業へ転職したいですよね?
転職エージェントは企業の内情まで把握しています。
下記のような個人では知り得ない情報も教えてもらえますよ!
休日出勤や深夜勤務は無いか
残業時間が平均何時間か
有給は取得できるのか など
転職のプロに相談し希望を叶える転職を実現してくださいね!
私のオススメエージェントはこちらの記事で紹介しています!
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まとめ
本記事では年間休日の基礎知識や企業・業界ごとの特徴を法律に触れながらお伝えしました!
- 年間休日数とは会社が業務カレンダー上で定める休日
– 労働基準法では年間休日105日が必要
– 特別休暇と有給休暇は年間休日に含まない - 年間休日平均は116.1日
– 会社規模が大きいと休日数が増え、小さいと少ない(差は約10日)
– 休日数が多い企業はBtoB、少ない企業はBtoC(差は最大約18日) - 年間休日120日あればカレンダー通りに休める
- 休日日数を増やす
– 有給休暇の取得
– 年間休日の多い企業へ転職
年間休日120日あればカレンダー通りに休めます!
家族との旅行、子供のイベント参加、実家への帰省など、プライベートを充実できますね!
自分が働いている会社の労働環境と自身の働き方について振り返り、今の会社の休日が少ないなら希望を叶えるために行動しましょう!
あなたの理想となるワークライフバランスを実現してくださいね!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
ご質問やわかりづらい点などがあれば遠慮なくお気軽にご連絡くださいね!
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