【転職軸が定まらない方へ】転職軸の作り方 3STEP

「転職軸を決めるって言われてもよく分からない」
「具体的にどのように作ればいいの?」

本記事ではこのような悩みや疑問に全てお答えします!

  • 転職軸を「決める」とは
  • 転職軸の作り方 3STEP
  • 面接での転職軸の質問例

▼本記事の執筆者

本記事の執筆者

「転職軸」は転職活動の最初に
必ず決めるべき項目となります。

転職軸とは、
「転職で何を実現したいのか」
という最優先事項のことですね。

転職軸が無い中で、
転職の成功なんてありえないと言えるぐらい
重要なものになります。

転職の成功とは、
自分の転職軸に沿った転職を実現すること
を指すからです。

  • 年収を上げる
  • 残業が少ない方がいい
  • 経験・スキルを身につけたい など、

あなたの転職の軸に沿っていることが最も大切です。

転職の軸が無いまま転職活動を始めてしまうと、

  • どの業界、どの企業を選べばいいかわからない
  • 職務経歴書に書く内容、面接で話す内容がバラバラ
  • 内定が出てもその企業へ入社する判断ができない

困難の連続になります。

本記事では、
そもそも転職軸を「決める」ことを説明した上で、
作り方を3つのSTEPでお伝えしています。

  • 転職活動を始めようと思っている方
  • 始めたばかりの方

本記事をお読みいただければ
転職軸を決めることができ、
転職理由・志望動機に一貫性が生まれます。

面接で堂々と自分を語れるようになり、
理想の転職が実現できますよ!

ながら読みでサクッと転職活動!

転職軸を「決める」とは

転職軸を「決める」とは

まず転職軸を「決める」
ということについてお伝えします。

転職軸は転職の最優先事項です。

転職軸を決めるとは文字通り、
転職の最優先事項を決めることになります。

では何をもって「決める」と言えるのか。

一般的に、働き方・待遇・環境の側面から
軸(条件)を選ぶこと
になります。

実際、そこで選んだ軸を転職軸と
考えても構いませんが、

単に希望の「軸」を選んだだけでは、
あなた固有の軸とは言い切れません。

例えば、福利厚生について、
よほど現職の待遇が悪化していない限り、

福利厚生はたいていの企業では当然な事ですので、
軸にするケースは少ないです。

また、年収について、
誰でもあればあるだけ欲しいと思うのが当然かと。

つまり、あなた固有の軸にするためには、

これまで歩んできた過去経験
これから実現したい将来像
結びついた上で決めないといけません。

これまでのキャリアや人生において、
何かしらきっかけとなる出来事があり、

その出来事から生じた目的を達成するために
何かしらの条件、すなわち軸が必要となります。

その軸を考え抜くことで、
あなた固有の転職軸となり得ます。

あなたがこれから実現したい理想像があり、
その目的を達成するために必ず必要となる「条件」
それこそが転職軸ということです。

  • 年収が上がればいい
  • 福利厚生が整ってほしい

といったような
単なる「希望」は転職軸ではなく、

あなたの将来達成したいことに必要な
「必須」となる内容こそが転職軸です。

転職軸の作り方 3STEP

転職軸の作り方 3STEP

いよいよ本題です!

転職軸は以下の3STEPで作ります。

この3STEPを順に考えれば解像度が上がり、
具体的にイメージできるようになります
よ。

  1. 理想の未来をイメージする
  2. 今と未来とのギャップを明確にする
  3. ギャップを埋めるための最優先事項を選ぶ

理想の未来をイメージする

まずは、理想の未来、
10,20,30年後にどんな自分になっていたいか
考えます。

あなた自身が
「これこそが理想」
と心の底から思える姿を描くことが大切です。

「何をしたいか(doing)」よりも
「どうありたいか(being)」の視点で考えると
イメージしやすくなります。

「家族と多くの時間を過ごしたい」
「お金の不安を感じないくらい稼ぎたい」
「ストレス少なく働きたい」

など、何でもOKです。

とにかく自由に考えてください。

時間が無い
お金が無い
経験・スキルが無い

といったような制約は無視でOKです。

何となくでも構わないので、
働き方・待遇・環境の面について

あなたの理想的な未来と思える内容を
ひらすらリストアップしてください。

ありたい未来について考えるので、
楽しくてポジティブな気分になりますよ!

私は妻と将来について定期的に話をしていますが、
いつも結構盛り上がりますね。笑

今と未来とのギャップを明確にする

理想の未来をリストアップした後、
今の職場で働き続けることで実現できるか
考えます。

あなたが「現職で実現できる」と言われるなら、
そもそも転職する必要ないので、
ここでページを閉じてください。

転職活動は終了ですね!笑

冗談はここまでにしておいて、

今のままでは理想の姿にたどり着けない
理想とギャップがある

と感じた場合、
具体的にどんなギャップがあるのか
明確にしましょう。

  • 土日は家族と自由に時間を過ごしたい
  • 平日も家族と一緒に晩ご飯を食べたい

と願うにも関わらず、現状が

  • 土日も仕事がある
  • そもそも平日が休日として設定
  • 平日は22時まで仕事

なら、ギャップが

  • 休日の形態
  • 残業時間数

ということになりますよね。

ギャップを埋めるための最優先事項を選ぶ

ここまでで今と理想のギャップが明確になりました。

最後に、
転職という手段を使うことで
どのギャップを改善すれば自分の理想に近づくのか

具体的に考えてみます。

例えば、
「お金の不安を感じないくらい稼ぎたい」
という例について、

なぜ稼ぎたいのか、深く考えると、

「最近子供が生まれ、子供の養育費が増え、
 家のローン返済も苦しくなってきた。

 子供が大きくなったら家族で旅行に行きたいし
 習い事もさせたいけどそんな余裕はない。」

ということが分かりました。すると、

「年収は◯万円が欲しい」

と明確になりますよね。

また、希望だけではなく、
子供や持ち家といった明確な支出があり、
妥協できない最低ラインも定まります。

この最低ラインは必須の軸となり、
他の軸よりも優先度が高くなります
よね。

転職で改善できる点はいくらでもあります。

あなたの理想を実現するために
何を最優先に改善すべきか考え、明確になれば、
それこそがあなた固有の転職軸になります。

ここで注意点として、

転職軸を決める上で、
「何を捨てるのか」も明確にします。

先ほど転職で改善できる点は
いくらでもあるとお伝えしましたが、

同時に全てを改善できる完璧な会社は
ほぼ存在しません。

あれもこれも優先したいと言って、

何を捨てられるか考えておかないと、
結局判断できず、転職活動が前に進みません。

転職軸を固めることは
転職における最優先事項とお伝えしましたが、

捨てる軸も同時に決めるようにしましょう!

面接での転職軸の質問例

面接での転職軸の質問例

転職軸を決めておくと
面接での回答がスムーズになります。

転職軸が関係する質問について
面接の質問例をお伝えしますね。

基本的に、

  • 現在のことに関する内容
  • 今後のキャリアステップに関する内容

転職軸に直接関連する質問となります。

具体的な質問事例はこちらです。

  • なぜ転職したいのか
  • なぜうちの業界・会社・職種を選んだのか
  • 入社後どのような仕事に挑戦したいか
  • 10年後どのようなキャリアを積んでいたいか
  • これまでの経験をどのように活かしたいか

どこの企業でも質問されそうな内容ですよね!

これらの質問は、
転職軸さえ決めておけば簡単に回答できます。

例えば、志望動機に対する回答は、

「私は◯なことを求めていて、
 貴社は▲な点が合致するため志望しました」

というのが基本となります。

◯:あなたが転職に求める条件=転職軸
▲:志望企業の特徴

ですね!

回答する際は現職への不満など、
ネガティブな内容を避けるようにし、

  • 前向きにこれまでの経験を活かしたいこと
  • 転職で取り組みたい、挑戦したいこと

を伝えるように心がけましょうね!

まとめ

本記事では、
転職軸の作り方を3つのSTEPでお伝えしました。

転職軸とは「転職で何を実現したいのか」
という最優先事項
のこと。

転職軸が決まると、
何を最優先にしているのか明確になります。

その軸に沿って転職先を選べば
あなたに合うイキイキと自分らしく働ける
職場が見つかります。

転職理由・志望動機に一貫性が生まれ、
面接で堂々と自分を語れるようになります。

転職軸を決めた上で活動してくださいね。

理想の転職を実現できますよ!

お読みいただきありがとうございました。

ご質問やわかりづらい点などがあれば
遠慮なくお気軽にご連絡くださいね!