「キャリアの棚卸し」はできるだけ細かい単位で行う

こんにちは、まつひろです。

以前の記事で応募したい企業の見つけ方を3つのSTEPでお伝えしました。

  • 1st Step:とにかく多くの求人を確認する

  • 2nd Step:マッチングする意識で求人を見る

  • 3rd Step:合格できそうで応募したい求人を3~5社に絞る

この手順でしたよね。

で、マッチングには「キャリアの棚卸し」が必要とお伝えしました。棚卸しができていないと求人へ応募しても合格につながりづらいですが、正しく実施すると、

  • 自分のどんなキャリアが企業にマッチするか

  • 自分のどの経験・スキルならこの求人に使えるか

という視点で求人を確認でき、「あの時のあの経験をこの求人へぶつければうまくいきそう」とイメージできるようになります。

本記事は「キャリアの棚卸し」の具体的な方法についてお伝えします。

ながら読みでサクッと転職活動!

案件、プロジェクト単位でひらすら書き出す

結論からお伝えすると、「1つの案件、1プロジェクト単位でひたすら書き出す」これが一番オススメの方法です。

所属部署ごとに棚卸しする人が多いと思います。が、同じ部署に所属していたとしても、たいていの人は色々な案件に携わっています。それら案件の全てが同じ経験やスキル、学びにつながるかというと、そんなことはないですよね?おそらく、

「A案件は良かった」
「B案件はイマイチだった」

など、色々と感じることがあり、

「A案件は提案力UPにつながった」
「B案件は成果は出なかったが、顧客と関係性を構築する大切さを学んだ」

と、案件に応じて具体的な経験・スキル、学びは異なるかと。なので、担当案件ごとにキャリアを棚卸ししましょう。

例えば、営業経験者。

・大阪の営業部では◯を経験
・東京の営業部では△を経験

という感じでざっくりと棚卸しをする人が多いですが、

・大阪の営業部
 顧客A社の案件で◯Aを経験
 顧客B社の案件で◯Bを経験
 顧客C社の案件で◯Cを経験・・・

・東京の営業部
 顧客D社の案件で△Dを経験
 顧客E社の案件で△Eを経験
 顧客F社の案件で△Fを経験・・・

少しくどかったかもしれませんが、このように1つ1つの経験を細かく深掘りすると、キャリアの棚卸しの精度が高まり、自分のキャリアに対する理解度が深まります。「自分がどのようなカードを持っているのか」正確に把握できるようになります。

ざっくり棚卸ししてしまうと、手元の「カード」を正しく把握できません。応募すれば合格する求人があっても、「経験がないから応募しない」と判断し、チャンスをみすみす逃してしまいます。これって、とても勿体ないですよね・・・

なので、できるだけ細かく、案件、プロジェクト単位でひらすら書き出すようにしてください。なお、キャリアの棚卸しをする際、役割やミッション、成果や実績などの「事実」はもちろん、

  • なぜその行動をしたのか
  • その結果から何を学んだのか

という「解釈」や「感情」も含めて洗い出すようにします。すると、その時のエピソードを思い出しやすいですし、ストーリーとして語ることができるのでオススメしています。

自分の手持ちカードを正しく把握するために

手元の「カード」を正しく把握する「キャリアの棚卸し」は、転職活動という「ゲーム」を有利に進めるためにとても重要な準備となります。

ある1つの仕事を思い出し、

  • どんな考えで仕事を進めたのか
  • どのポイントが成果へつながったのか
  • その成果から何を学んだのか
  • 今同じ仕事を担当すればどのように進めるのか

を考えると、あなたの「オリジナリティ」が垣間見えます。

もちろんすべての経験を洗い出すのは大変です。大変ですし、そもそもほとんどの人はこの考え方自体を知らないので、部署単位でサラッと進めているだけかと……

だからこそ、細かくキャリアの棚卸しを行うと、あなたは他の求職者よりも深くアピールできます。

すると、どうなるのか?

自ずと企業の評価が高まりますなので、転職成功して理想の未来を勝ち取りたいなら、やらない手はないですよね。ぜひ一度お試しください。

あなたの転職活動に少しでも参考になれば嬉しいです。

最後までお読みくださりありがとうございました!